院長のブログ

首が痛い原因は?・・・肩こり・頸椎症・頸椎ヘルニア、腫瘍などでも!(その1)

首が痛い原因は?・・・肩こり・頸椎症・頸椎ヘルニア、腫瘍などでも!(その1)

肩こりは女性の職業病の第一位。ご存じの方も多いと思います。

(ちなみに男性の第一位は「腰痛」)

今回は、首が痛い原因について書いてみようと思います。

首が痛い「筋肉と骨の問題」だけ?

首が痛いといっても、その痛み方と場所は様々です。慢性的に痛い、急に痛くなった、重だるい、ちくちく、ジンジン痺れるように痛い。

我々、指圧や整体に携わる人間は、まずは患者様との問診で痛みの場所とどのような痛いなのか?

どういう動作で痛いのか、いつ痛いのか、などをしっかりと確認していきます。

そして、それらの情報をもとに、必要な徒手検査をしてどのような疾患であるかを推定します。

このとき、疾患と特定(診断)することは医師でしかできないので、あくまで我々指圧師(有資格の整体師を含む)は診断ではなくて鑑別までしかできません。

首が痛い原因は、運動器(筋肉や骨)の異常だけなく、

・筋肉、首の骨

・腫瘍

・顎関節

・脊椎炎

・消火器疾患

なども原因となることを知っておく必要があります。

我々、徒手療法家は、例えば上記の腫瘍や消化器疾患、脊椎炎などの疾患を扱うことはできません。

原因を鑑別したうえで、指圧が適応がであるばあいは、医師への受診をお願いすることになります。

「肩こり」の解剖学的な一解釈

肩こりは「筋肉が過度に緊張した状態」です。

では、どうして過度に緊張するのか?ということになります。これを解剖学的に考えてみます。

肩が凝るのは肩よりも高い所に位置する「頭」を支えるために筋肉が頑張りすぎているためです。(もちろん、これ以外の原因はありますが、まずは一原因として)。

どうして筋肉が頑張りすぎるのか?

それは、スマホを見るために下を向きっぱなしの姿勢や、猫背姿勢などで、頭を肩よりも前に出した状態になると、首を支える筋肉が、良い姿勢を取ったときよりも5~6倍も頑張らなくてはなりません。この状態が長時間続くと筋肉が収縮しっぱなしになり肩こり、首こりになります。

さて、ここで、

もう少し解剖学的に筋肉が頑張らなければならない状態を見ていくことにします。

首の骨(頸椎)は、円盤状の7つの骨が連結されています。それぞれの骨の間には椎間板がありクッションの役割を果たしています。

この7つの骨の上に頭蓋骨(頭)が乗っているわけです。

頸椎のレントゲン

7つの骨(頸椎)を上から順番にC1、C2、・・・、C7という記号を使います。

C1~C7までのうち、特にC1は環椎、C2は軸椎という呼び名で区別しており、C2~C7とはその構造上、機能が大きく異なっています。

C1は、頭蓋骨と関節して、頭を前後に動きます。つまり、頭を前後に動かすときは、C1ー頭蓋骨の関節面がたくさん動きます。

C2は、C1と関節して、頭を左右に振る(回旋する)動作を得意としています。つまり、頭を回旋するときは、C2~C7までの関節よりもC1-C2の関節面がたくさん動きます。

簡単に言うと、

・頭を前後に動かすときは、C1ー頭蓋骨の間がたくさん動く

・頭を左右に動かすときは、C1-C2の間がたくさん動く

ということになります。

このことを、視点を変えて考えると、

・C1-頭蓋骨の間は、頭を前後に動くので、それを一定の位置に支えるための靭帯や筋肉が必要。

・C1-C2の間は、頭を左右に動きやすいので、左右に回旋させるための人体や筋肉が必要。

ということになります。

すなわち、

上記の筋肉と靭帯などの組織に異常がでると、「肩こりや首の痛みの発生原因の要因」となる、ということが言えるのです。

少しわかりにくい説明になりましたが、

肩こり、首こり、首の痛みを解剖学的に考察すると、こういった解釈もできるということです。

首の痛みについて

これらのことを踏まえて、首の痛みについて考えていきたいと思います。

が、少し長くなりましたので、次回に!

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