症例

五十肩と腕の重だるさの併発

3,4カ月くらい前から左肩に痛みが出るようになった。痛みが出たきっかけは特に思い当たらないが、強いて言えば、肩こり解消のために肩を回したときに左肩を少し強く回してしまったことくらい。 2カ月前に、足の小指を骨折したときに、肩の痛みもあったので、ついでにレントゲンを撮った。骨には異常なく診断は炎症でシップを出されたのみ。 20年前から首を回したときの痛みもあるが、生活に大きな支障が無いため特に治療は行ってきていない。

患者様

・40代女性
・期間:2022年1月
・来院回数:治療中

股関節が痛い、詰まり感がある:アキバ手あて指圧院

問診・触診

仕事はデスクワークで、8~9時間座り仕事。入浴して肩を温めると肩の痛みが軽減される。 自動運動で、腕を挙上すると三角筋の前部繊維辺りに痛みが出る。腕の外転は90度を超えたあたりで腕の挙上と同じところに痛みが出る。結帯動作をすると肩に痛みが出る。 ・ヤーガソンテスト(陰性) ・ペインフルアークサイン(陰性) ・肩峰下滑液包に圧痛なし ・上腕二頭筋長頭に圧痛なし 首の痛みは、頭部の前屈、後屈、右回旋、左回旋、右後方斜め伸展、左後方斜め伸展の全てで左首と右首の付け根に痛みが出る。

原因

・肩の痛みは、初診の段階では原因が不明だが、肩周囲の組織の退行変性(四十肩)が考えられる。

・首の痛みは、スパーリングテストが陽性であることと、ほかの症状も考えて頸椎に障害があると思われる。

治療

1回目治療(2022年1月7日)
頸椎の調整、肩の調整、首肩周辺の筋緊張を指圧により和らげた。治療の結果、腕の挙上、外転、結帯動作において可動域が広がった。

2回目治療(2022年1月19日)
治療前問診で、手のひらを下に向けて左肩を外転すると外転約90度で腕の重だるさを感じて自力では上げられない。右手で補助すると上がる、という患者からの訴えがあった。

脚牽引~頸椎調整~足甲、肩関節、鎖骨、胸骨を調整した結果、

・左首付け根の痛みは消失
・右首付け根の痛みは治療前に比べて半減

・手のひらを下に向けての肩の外転は、肩の痛みは出るものの135度程度まで挙上できるようになった。

治療結果から、肩の外転制限は、頸椎周辺の軟部組織による上腕の支配神経(三角筋(腋窩神経C5,C6)の絞扼が原因とであることが考えられる。

3回目治療(2022年2月2日)
前回の治療から2週間経過している。
前回からの経過を確認。肩の可動域と腕の挙上・外転・伸展屈曲動作時の痛みは前回から変化なし。
肩周辺の痛みは伸展屈曲時に最も大きい。

<治療>
前回と同様の指圧を行った。
指圧後、
・肩の外転、伸展の可動域が改善、伸展屈曲は大きく変化なし。
・首の可動域(左右の振り向き)が大きく改善。
・20年来の頸椎付け根の痛みは、前回治療と変わらず左側は全くなくなった。
右側も来院時よりもかなり軽減。

次回、2週間後に首の痛みの治療を継続することと、肩の痛みの経過観察を行う。

まとめ

引き続き治療を行い経過を見ていく。

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