【頚椎症・ヘルニア】神経根症と脊髄症の違い
頚椎での神経圧迫等から来る神経症状は、脊髄症と神経根症に分けられます。
脊髄症・・・脊髄の本体(脊髄神経)が何らかの異常で圧迫等を受けて生じる症状
神経根症・・・脊髄神経から枝分かれした神経根が何らかの障害を受けて生じる症状
脊髄症
手指のしびれ、手の指先を使った細かな作業(ボタンをかけるなど)がしずらい運動障害で始まり、片側で生じた症状は反対側にも自覚されるようになります。症状が進行していくと、下肢のしびれ、お腹などの体幹が張ったような違和感や、脚のもつれで歩きにくい等の痙性歩行が現れてきます。
これらの症状は、脊髄の圧迫によるもので、特に圧迫に弱い脊髄の中心部の灰白質の圧迫により、灰白質の前角・後角が障害を受け、腕や手指などの上肢の症状が現れます。
その後、灰白質の周辺の白質が障害が現れてきます。
白質を通る錐体路は、筋肉を動かす運動神経のことを言いますが(下行性運動路)、錐体路の障害によって下肢の運動障害が現れます。また、同じく白質を通る脊髄視床路(上行性感覚伝導路)が障害を受けて感覚障害が起こります。
下位運動ニューロン(下降性運動)の障害は腱反射を低下させ、上位運動ニューロン(前角細胞から中枢寄り)の障害は腱反射を亢進させます。これにより、神経の障害が中枢性である(脊髄症)か、あるいは末梢性であるか(神経根症)の鑑別の指標になります。
神経根症
神経根症は多くの場合、右側(もしくは左側)の首から肩・肩甲骨内側や外側の痛みで発症し、続いて腕~指先までの痛み、しびれが現れます。
神経根症は、多くの場合上述の「首~肩~肩甲骨」の症状が出現するかどうかで脊髄症との区別が可能です。
また、神経根症では症状が出ている筋肉に関係する腱反射が低下します。
問診・触診
▼執筆者
アキバ手あて指圧治療院
院長 瀧本正浩
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