症例

【症例】頚椎ヘルニア:2か月前から背中・首の痛み、腕指のしびれで眠れない(40代女性・自営業)

通院回数(8回)
通院頻度( 週2回 → 週1回 → 10日に1回)
完治までの所要日数(49日)

頚椎ヘルニア治療。秋葉原の整体|痛み、しびれ専門のアキバ手あて指圧院

▼来院までの経緯

・・・最初に症状が出てきたのは4か月くらい前。肩甲骨の内側が痛むようになってきた。2か月前から首の痛み、腕の痺れも出てきて、夜眠れない日が続くようになった。このころ、仕事が多忙となった。
鍼灸院で診てもらったところ神経が痛んでいるのではないかと指摘を受け、鍼治療を行ってもい痺れが取れず、その後、整形外科を受診してレントゲンを撮ったところ「頚椎ヘルニア(C6/7)」の診断を受けた。(※骨棘が出ていたということで、ヘルニアかどうかは不明)

その後、さらに症状が辛くなったので、インターネットで当院を探してご来院された。

▼初回来院時のお悩み・身体の状態

▼カウンセリングでお聞きした症状やお悩み、ご希望。

・初回ご来院時の痛みの強さは、10のうちの7~8。特に肩甲骨が痛くて夜が眠れないのが一番辛い。
・ソファーに座って背もたれに触れるだけで肩甲骨が痛く、どの向きで横になっても痛い。
・仕事柄、肩こりは症状発症以前からある。
・プレガバリンを(25mg)を朝・夕(各3錠づつ)飲んでいる。痛みは取れるが痺れは取れない。3,4時間で効かなくなってくる。

▼来院時の身体の状態。

・肩甲骨がどこかに触れると痛みがでる。
・うつ伏せや、仰向けの姿勢でお腹に触れただけで肩甲骨に痛みがでる。

問診・触診

▼施術経過

【初回】
・首を伸展させると左の肩甲骨内側、鎖骨下、上腕、前腕、中指に放散痛と痺れが出る。
・左上の側臥位で肩甲骨周辺を押圧。伏臥位で肩甲間部の押圧を試みたが、圧を入れると肩甲骨や上腕に放散痛がでるため、弱圧で組織をゆるめた。また、腹部指圧を試みると、やはり肩甲骨や上腕に痛みが出るため、軽く触れるだけにした。
→ どこに触れても肩甲骨内側に痛みがでるため、この日は弱圧による押圧で終了。

【2回目】初回から4日後
・前回の治療後、肩甲骨の痛みが和らいでいた。首後ろの頚椎7番付近の痛みは変化がない。指の痺れは、親指・人差し指の付け根に発生している。
・薬の服用量は、前回の治療から変えていない。

【3回目】初回から7日後
・前回の治療から全体的に症状が和らいでおり、治療開始前よりもかなり楽になった。
・夜も以前より眠れるようになった。しかし、腕の痺れで夜中に痺れることはある。
・薬の服用は前回から辞めている。
→(指圧後)→ 首伸展で症状が消失

【4回目】初回から14日後

・夜、薬を飲まなくても寝れるようになった。
・腕の痺れはまだあるが、気にならない程度まで軽減している。右上腕、首の付け根の痛みも全体的に弱くなっている。
→(指圧後)→ 首伸展で痛みが消失。右肩甲骨に圧痛が出る程度まで回復。

【5回目】初回から20日後
・首を伸展しても、肩甲骨痛は出ない。
・上腕~前腕~中指までの痺れは常時出ている。横になると痺れは強くなる。

【6回目】初回から32日後
・症状が少しぶりかえした。眠れなくなったので、クスリ(ロキソニン、プレガバリン)を服用。
→(指圧後)→ 首伸展動作での痛みが消失。

【7回目】初回から42日後
・私用で無理な姿勢が続くことがあり、2,3日痛む日があった。そのため眠れない日もあった。
→(指圧後)→ 首伸展動作で肩甲骨に痛みが出ていたが、指圧後に消失。

【8回目】初回から49日後
薬の服用なし。シビレはうっすらある。物を拾い上げたりする動作で、「ピリッ」とした痛みが来ることがあるが、夜も眠れ、夜中に起きることはなくなった。
首伸展で痛み、しびれも出ない。 → ほぼ無症状となったので、完治とした。

【9回目】初回から67日後(メンテナンス通院)
・高いところを見上げたり、背筋を伸ばした時に腕が痺れることがあるが、気にならない。
・夜も眠れている。

→ 首の横側、肩上部、肩甲骨内側が固まりやすいので引き続き月に一度のメンテナンスを行っていくことになった。

▼この患者様から頂いた感想

いちばん辛かったのが、肩甲骨が痛くて夜も眠れなかったことです。このような痛みはもう二度と繰り返したくありません。改善いただき有難うございました。

問診・触診

▼院長より

アキバ手あて指圧院・院長

この症例は、お仕事が多忙となり、体の使い方に無理がたたって発症してしまった症例です。
初診の時には横になることも出来ず、治療にてこづりました。しかし、ご本人の努力により、早期に改善することができました。
当院ではこの方のように、頚椎ヘルニアあるいは頚椎症と病院で診断を受け、病院の薬や一般の整骨院の治療ではなかなか改善しない方のご来院が多くあります。

どのような症状の方に対しても、まずは詳しく状態をお聞きし、そこからどんな施術をしていくかを組み立てていきます。

頚椎ヘルニア・頚椎症の治療について詳しく知りたい方は、下記の解説ページをご参考ください。
頚椎ヘルニア
頚椎症

問診・触診

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