軽度の頚椎症と診断|ブロック注射で改善しなかった腕の痛み・指のしびれが、9回の施術で改善した50代女性

| 年代・性別 | 50代女性 |
|---|---|
| 主な症状 | 肩甲骨内側の痛み/上腕・前腕外側の痛み/人差し指・中指・薬指のしびれ |
| 診断 | 軽度の頚椎症 |
| 初回来院日 | 2026年7月1日 |
| 施術終了日 | 2026年8月20日 |
| 通院回数 | 9回 |
| 通院頻度 | 週1〜2回 |
| 施術期間 | 約1か月半(51日間) |
ご来院までの経緯
2026年2月、突然、上腕外側に強い痛みが出現しました。
医療機関を受診し、レントゲン検査を受けたうえでコルセットを装着し、約1か月でいったん症状はなくなりました。
しかし、5月中旬になると、再び上腕から肘の下にかけて痛みが出現し、中指・薬指のしびれも感じるようになりました。
その後、ペインクリニックで週1回、合計5回のブロック注射を受けましたが、症状は改善しませんでした。
MRI検査では「軽度の頚椎症」と診断され、注射と投薬で様子を見ることになりました。
タリージェを服用していましたが、当院へLINEでお問い合わせいただく約1週間前に薬がなくなり、服用しなかったところ、痛みが再び強くなりました。
その頃には、上腕から肘の下、肩甲骨周辺まで激しい痛みがあり、夜も眠れない状態でした。
改善方法を探すなかで当院のホームページをご覧になり、2026年7月1日に初回来院されました。
初回来院時の状態
初回来院時は、タリージェ5mgを朝・晩に服用し、レバミピドを朝・昼・晩に服用していました。
痛みを「最も強かった時を10」とすると、来院時の痛みは7程度で、朝は9程度まで強くなる状態でした。
症状が強く出ており、上を向くと肩甲骨周辺の痛みが増加しました。
また、首を右に倒す、あるいは右を振り向く動作でも痛みが強くなりました。
施術方針
症状の出方から、頚椎症性神経根症が疑われる状態と考えました。
また、症状が十分に落ち着いていない段階でタリージェの服用が途切れたことで、一時的に神経周囲の炎症症状が強くなっている可能性も考えました。
そこで、神経が走行している周囲の血流改善を図り、神経周囲の炎症や刺激が落ち着きやすい状態をつくることを目的として施術を進めました。
施術経過
1回目 7月1日
初回来院時は、上腕から肘の下、肩甲骨周辺に強い痛みがあり、朝は痛みが9程度まで強くなる状態でした。
上を向く動作、首を右に倒す動作、右を振り向く動作で肩甲骨周辺の痛みが増加していました。
2回目 7月5日
上腕外側の痛みは7程度ありました。
タリージェは朝7.5mg、夕方7.5mgを服用していました。
施術後、上腕外側の痛みは7から3程度まで軽減しました。
3回目 7月10日
前回施術後のもみ返しはありませんでした。
施術前は上腕外側の痛みが4程度あり、首の後ろから肩甲骨にかけても痛みがありました。
施術後、上腕外側の痛みは2〜3程度まで軽減し、首の後ろから肩甲骨にかけての痛みは消失しました。
4回目 7月15日
前回の施術後はいったん症状が軽減しましたが、翌々日には症状が戻りました。
施術前は上腕の痛みが5〜6程度ありましたが、施術後には軽減しました。
また、人差し指・中指・薬指のしびれも、施術後には軽減しました。
5回目
※今回の聞き取りでは、5回目の施術日の詳細記録は未記載です。
6回目 7月21日
痛みは以前よりかなり減ってきていました。
一方で、指のしびれはまだ気になり、常にピリピリする感覚が残っていました。
施術後も、上を向くとしびれが少し強くなる状態が残っていました。
7回目 7月28日
痛みはほぼなくなり、仕事で疲れた時に出る程度まで改善していました。
一方で、人差し指・中指・薬指のしびれは残っており、前腕にも軽いしびれがありました。
施術前は上を向くとしびれが出ていましたが、施術後は上を向いてもしびれが出なくなりました。
また、肩甲骨内側を押すと指にしびれが出る状態もみられました。
ご本人から「薬を減らしたい」という希望があり、翌週の病院受診時に主治医へ相談することになりました。
8回目 8月4日
痛みはほぼなくなっていました。
しびれも気にならない時間が出てきましたが、時々、指先のしびれを強く感じることがありました。
また、仕事や家庭でのストレスが非常に強く、症状に影響している可能性も考えられました。
朝の歯みがきの際に、しびれがつらく感じられることもありました。
9回目 8月20日
痛みはほぼなくなっていました。
歯みがきや化粧をする時に、指が少しピリピリする程度まで改善していました。
タリージェは朝2.5mg、夜5mgまで減量していました。
首の向きを変えても症状が誘発されなくなっていたため、この段階で施術を終了しました。
施術を振り返って
この症例は、MRIでは「軽度の頚椎症」と診断されており、画像上は重症ではありませんでした。
一方で、上腕から前腕、肩甲骨周辺の強い痛みと、手指のしびれがあり、夜も眠れないほど症状が強く出ていました。
ブロック注射では十分な改善がみられず、タリージェの服用中はいったん症状が落ち着いていたものの、症状が完全に改善する前に服用が途切れたことで、再び痛みが強くなった経過がありました。
また、仕事や家庭でのストレスが非常に強かったことも、症状の感じ方や回復過程に影響していた可能性があります。
症状の出方は、頚椎症性神経根症でよくみられるパターンに当てはまっていたため、経過を確認しながら施術を続けました。
9回の施術を重ねるなかで、まず痛みが徐々に軽減し、その後しびれも少しずつ気にならない時間が増えていきました。
約1か月半で、首を動かしても症状が出ない状態となり、日常生活で残る症状もごく軽いものになったため、施術終了となりました。
※本症例は一例であり、症状や改善までの経過には個人差があります。
※薬の減量・中止は自己判断で行わず、必ず主治医または薬剤師に相談してください。
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